書家の柏木白光氏は、代表杉山の表具師名「杉山秀研」の名付け親。白光氏が海上自衛隊からの依頼があった大作の表具を、杉山にご依頼いただいたことから縁が繋がりました。以来、杉山が専属表具師として氏の作品を支えておりましたが、おみくじ工房を立ち上げるに際し専属を外れ、この度会社創立10年の節目にあたり、おみくじ工房の屋号とロゴマークの制作を依頼させていただきました。
おみくじ工房のロゴマークは「占う」という漢字に由来しております。『占』という漢字は、亀の甲羅を見て占う“ト”と、場所を示す“口”が組み合わさり、物事を占う様子を表しています。
白光氏によると、ロゴマークの縦の線は「神様からの啓示」を、斜めの線は「人間の行動」を、口の部分は神様からの啓示を受け止める「器」をイメージしているとのこと。二つの三角が重なる六芒星は、伊勢「いせ」の語源となったとも云われる(諸説あります)「いもおせ」を示す意味を持っています。▽「いも」は女性、△「おせ」は男性を表し、その頭文字と最後の文字を合わせて「いせ」としたのだとか。伊勢の地より、皆さまに福をお届けするという強い気持ちを、ロゴに表現いたしました。
音楽家とのジョイントで書を揮毫するという海外公演も多く、ハワイ、ロスアンジェルス、イスラエル、モンゴル、ネパールなど世界各地で公演。フランスのオペラ座にも出演した。国内では、郵政公社、青年会議所などのイベント出演や、シンセサイザー奏者・喜太郎、笛奏者・籐舎名生らミュージシャンとのコラボレーションも多い。
また一方、伊勢神宮、明治神宮、靖国神社などに作品が奉納されたほか、イラク自衛隊の看板「サマーワ宿営地」を書き話題となった。
2006年、2009年と東京銀座で個展を開催し、土地の風や匂いを感じた時にほとばしる言葉に確かな技術が結晶し、独自の「墨アート」の世界を表現した。
2011年、沖縄護国神社の記念碑の美智子皇后御歌を揮毫。また、東日本大震災復興のプロジェクトも積極的に行い、2012年にはニュージーランド、クライストチャーチの震災と東日本大震災の復興の橋渡しも行った。
2009年からは熊野古道をテーマにした作品制作を開始。2014年1月にはその集大成となる展覧会「天と地 ~熊野へ捧げる書巡礼~」を開催した。現在も、野山へ旅して大地のメッセージを受け、詩や墨絵を描いた書作品を創作し、新しい世界観を表現し続けている。
*柏木白光公式ホームページより抜粋
統幕議長室蔵「風林火山」
靖国神社蔵「聖翔」
海幕庁「海1」
海幕庁「海2」
海幕庁「海3」
「母の海」