おみくじ工房便り

品質について

2019年9月5日(木)

おみくじ工房 代表の杉山です。
先日、とある神社様を参拝いたしました。
その際、社頭に並ぶ、他社製の陶器製おみくじを見ました。
他社さんが弊社の真似をしている事は知っていましたが、
弊社では、明らかに不良として廃棄する品物が並んでいる事に
悲しさを覚え、筆を取る事にしました。
陶器製おみくじは、陶器製の人形と巻いた紙製のおみくじとを組み合わせた総称です。
陶器部分は、石膏型で成形し、1000度程度で焼成し、一つ一つ手書きにて着色しております。
中に詰めるおみくじは、女子道社様から取り寄せ、番号が重ならないように仕訳を行ってから、一つ一つ手で巻き、二つ折りにして作っております。
手作りですので、当然 不良品は出ます。
弊社では当然、品質基準を設け基準に満たない品は廃棄します。
視力の良い日本の女性達が、1個1個丁寧に見て、良品不良品を仕分けしております。
当然、不良品は廃棄します。
実は廃棄する量は、半端な量ではありません。
最近でこそ、生産の5%以下になりましたが、品物の8割が不良品の時もあったほどです。
生産工場の質と携わる職人の質に因ります。
5%という比率は、100個であれば5個ですが、100万個であれば5万個となります。
ここで会社のあり方が問われます。
廃棄するという事は、お金を捨てる事と同義語です。
不良品は食品で例えると、「腐っている」という事です。
腐った品物を、お客様に提供する事は出来ません。
良品か不良品化の見分け方はとても簡単です。
視力の良い人に1個1個見てもらうだけです。
不良品を社頭に並べるという事は、腐った品物を並べている事と同じです。
参拝者の皆さんは、判っておられます。
デザインや品質を見て、判断されておられますから。
陶器製おみくじの考案者として、不良品が出回らない事を切に願います。
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|株式会社おみくじ工房|

株式会社おみくじ工房は縁起物と「おみくじ」「占い」
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